ふるさと納税先の選び方

 先日(10月29日)のテレビ番組にて遠別農業高校を中心に遠別町ふるさと納税が紹介されていました。大変良い活動であり、こういった使い方であれば寄附しても良いと思えてしまいます。

 当初ふるさと納税は返礼品が目立ち、返礼品目当ての寄附という人が多かったと思いますが、最近は使途に賛同した寄附が増えてきている印象を受けます。その理由は色々とありますが、良い傾向であるので、ぜひ、広まって欲しいと思います。

 今回は個人的な主観が大きいですが、「こんな使い方をしてくれるなら、寄附したい!」という自治体を紹介したいと思います。

 

1.遠別町(えんべつちょう)

 どこの町かわかりますでしょうか?北海道の上のほうです(詳しくはGoogleさんに聞いてみてください。)池上彰さんの番組にも取り上げられましたが、直面している問題として、農業高校の廃校という問題に対して寄附を募っておりました。

 廃校になる高校や学校と言うのはたぶん沢山あるのではと思っておりますが、遠別町ではただでさえ少ない人口で、高校が無くなることは、まちに若者が居なくなることにつながり、更に活気が無くなってしまう。その問題解決の為にふるさと納税を活用してました。

 学生を増やすことは簡単なことでは無いと思いますが、ふるさと納税を利用した施策の結果、入学者が増えると言うことに繋がっております。また、農業高校なので、実習で作成した商品がふるさと納税でもらえ、それが人気になるという…良い循環が生まれていて、今後も良い流れが続くと思います。

 

2.高知県越知町(おちちょう)

 北海道から遠く離れた高知県のお話ですが、ガバメントクラウドファンディングで寄附を募り地域おこし協力隊の起業支援を行った事例です。起業した内容は「ゲストハウスを作る」というものでしたが、その地域おこし協力隊の人が真剣に取り組み、古民家を自ら改築し、オープンにこぎつけたと言うものです。

 ここで使われた制度として、ガバメントクラウドファンディングというもので、今、流行っているクラウドファンディング(「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法)のふるさと納税版で通常のふるさと納税の使途をもっと具体的に提示して、寄附を募る方法です。

 クラウドファンディング終了後もHPなどで、頻繁に状況報告をしてくれているので、継続的に支援したいと言う気持ちになります。

 

このようなまちは沢山ありますので、今後も機会をみてご紹介していきたいと思っております。

 

ふるさと納税の寄附先の選び方として、ぜひ、寄附先自治体の活動に着目して欲しいです。自分の税金を上手く使ってくれる自治体を選べる時代となってきており、住んでいる自治体も税金が出て行かないよう何かしらの手を打ってくるのかなぁなどと考えてます。そのときに正しく選択ができる状態になるために、今は勉強のタイミングかも知れません。

 

ぜひ、ふるさと納税先の良いまちを探してみてください。

 

北海道ふるさと納税を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

ふるさと北海道

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