ふるさと納税の手順について(インターネット編)

 ふるさと納税で寄附をしたことが無い方から良く質問を受けるのですが、どのようにしたら良いかと聞かれます。「簡単ですよ」とか「ネットショッピングと同じです」なんて軽く言っておりますが、よくよく考えるとそうでも無いよなと思いましたの、改めて手続きの手順をまとめてみました。

 今回はインターネットを使った方法をご説明します。

 

1.寄附のできるふるさと納税ポータルサイトを探す

 ほとんどの自治体さんはふるさと納税ポータルサイトを使用しておりまして、そちらから申込ができるようになっています。ポータルサイトGoogleなどで「ふるさと納税」と検索するとすぐにヒットします。代表的なサイトと特徴を少し紹介します。

 

さとふる 

f:id:furusato-portal:20171109193620p:plain https://www.satofull.jp/

タレントが出演したTVコマーシャルなどで、一気に知名度が上がった感のあるポータルサイトです。知名度があればやはり人も集まってきますので、掲載自治体もどんどん増え、返礼品数も豊富です。ふるさと納税の手続きもわかりやすく説明されていますし、確定申告の書類を作成するツールなども提供しております。面白いのが、「ふるさと納税コンシェルジュ さとみ」です。AIを使っているのでしょうか…色々な質問に候補を上げて答えてくれます。ちょっと難しい質問をしてみましたが、「税理士か税務署にお問い合わせください」…となりました。

 

楽天ふるさと納税

f:id:furusato-portal:20171109193709p:plainhttps://event.rakuten.co.jp/furusato/

言わずと知れた楽天ふるさと納税です。通常のショッピングのデザインとほとんど同じで区別がつかず、間違って買ってしまいそうな感じです。楽天ポイントも使用できるので、ポイントを社会貢献に使えます。掲載自治体数も徐々に増えております。自治体によってはすぐに対応できるような返礼品のみを掲載している自治体もあります。

 

ふるさとチョイス

f:id:furusato-portal:20171109193820p:plain https://www.furusato-tax.jp

ふるさと納税ポータルサイトの元祖の様なサイトです。掲載自治体数も全国ほとんどといっていいほど網羅しており、返礼品数も豊富です。豊富すぎるのが逆にあだとなり選ぶのが大変という状態になっております。一番寄附の要素があり、自治体を探して寄附をするというスタイルになっています。様々な取り組みも行っており、災害寄附やガバメントクラウドファンディング、実際に寄附先に足を運んでもらえるような返礼品を集めたものなど、趣向を凝らした寄附があります。

 

他にも、ふるなび、ふるぽ、ふるさとプラスなど様々な視点や方法でできるようなポータルサイトがあります。

これらの中から好みのポータルサイトを見つけてください。

 

2.寄附したい自治体を探します

 各種ポータルサイトでまちの情報や寄附の使われ方、返礼品の情報など様々な情報があります。

その中から魅力を感じたまちを探して決めてください!迷ったときは少ない金額で返礼品がもらえる自治体もありますので、お試しでまちを決めても問題ありません。

 

3.申込フォームに記載して申込みをします

 各種ポータルサイトで方式としては申込ボタンやカートといったものがありますので、そちらをポチっとクリックすると申込画面に移ります。そこで氏名、住所、寄附金額、使い道など必要な情報を入力して頂き申込を確定させます。それで基本的には完了です。

 寄附の情報は控除用書類の発送や返礼品の発送に使いますので、間違いの無い様に入力します。

 

4.寄附を支払います

 支払いはクレジット、郵便振替、銀行振込、コンビニ決済が主な方法となります。クレジット払いであれば、3の申込時に決済できてしまい大変簡単で怖くなってしまいます。

 郵便振替を希望すると、ほとんどの自治体が1週間以内に郵便振替払込票(支払い用の用紙)を送付してきます。そちらを郵便局のATMで支払いをします。ATMで!?と思うかもしれませんが、郵便局のATMは無駄に(笑)凄くて、払込票を処理できるようになっています。若干、ATMででてくる表現が分かりづらいですが何とかできます。どうATMが処理してくれるのか一度お試しいただきたいです。あと、ほとんどの自治体で郵便振替は手数料を自治体が負担してくれますのでちょっとお得です。

 銀行振込は振込手数料は支払者負担なので、あまりおすすめできません。

 コンビニ決済も手数料がかかったりしますので、であれば、郵便振替の方が良いかもしれません。

 

5.書類をうけとる

 寄附が完了すると自治体により、何も連絡がありませんが、寄附が完了しております。早い自治体はすぐに書類がきますが、遅い自治体ですと1ヶ月程度で書類が届きます。

 まちによってはまちの紹介資料なども送ってきてくれますので、どう寄附が生かされるかワクワクしてしまいます。

 

6.返礼品がとどく

 これも自治体やものによりタイミングがことなりますが、魚も寄附も鮮度が命!と言う自治体はすぐに返礼品をおくってきてくれます。気持ちとして、自分の税金を移しただけなのですが、お礼をいただけるなんてありがたいことです。

 このスピードの違いはやはり次の寄附にも繋がるところがあり、やはり反応がいいまちは次回も寄附して良いかなと思いますよね。

 

7.控除の処理をする

 6で終わってしまっても良いのですが、ふるさと納税のメリットを最大限に生かすためには控除の処理が必要です。方法は2つあり、確定申告で申告する方法とワンストップ特例制度をつかう方法があります。こちらも奥が深い話ですので、別の回でご説明します。

 

 控除の処理まで行って、ふるさと納税一年分の処理が完了となりますのでお忘れなく手続きしてください。

 通常のインターネット通販と比べると少し手続きなど必要となりますが、難しい事はありませんので、今年からふるさと納税をはじめてみてはいかがでしょうか。

 

ふるさと納税先の検索は、「ふるさと北海道」で

www.furusato-portal.jp