ふるさと納税の手順について(インターネット編)
ふるさと納税で寄附をしたことが無い方から良く質問を受けるのですが、どのようにしたら良いかと聞かれます。「簡単ですよ」とか「ネットショッピングと同じです」なんて軽く言っておりますが、よくよく考えるとそうでも無いよなと思いましたの、改めて手続きの手順をまとめてみました。
今回はインターネットを使った方法をご説明します。
1.寄附のできるふるさと納税ポータルサイトを探す
ほとんどの自治体さんはふるさと納税ポータルサイトを使用しておりまして、そちらから申込ができるようになっています。ポータルサイトはGoogleなどで「ふるさと納税」と検索するとすぐにヒットします。代表的なサイトと特徴を少し紹介します。
さとふる
タレントが出演したTVコマーシャルなどで、一気に知名度が上がった感のあるポータルサイトです。知名度があればやはり人も集まってきますので、掲載自治体もどんどん増え、返礼品数も豊富です。ふるさと納税の手続きもわかりやすく説明されていますし、確定申告の書類を作成するツールなども提供しております。面白いのが、「ふるさと納税コンシェルジュ さとみ」です。AIを使っているのでしょうか…色々な質問に候補を上げて答えてくれます。ちょっと難しい質問をしてみましたが、「税理士か税務署にお問い合わせください」…となりました。
楽天ふるさと納税
https://event.rakuten.co.jp/furusato/
言わずと知れた楽天のふるさと納税です。通常のショッピングのデザインとほとんど同じで区別がつかず、間違って買ってしまいそうな感じです。楽天ポイントも使用できるので、ポイントを社会貢献に使えます。掲載自治体数も徐々に増えております。自治体によってはすぐに対応できるような返礼品のみを掲載している自治体もあります。
ふるさとチョイス
ふるさと納税ポータルサイトの元祖の様なサイトです。掲載自治体数も全国ほとんどといっていいほど網羅しており、返礼品数も豊富です。豊富すぎるのが逆にあだとなり選ぶのが大変という状態になっております。一番寄附の要素があり、自治体を探して寄附をするというスタイルになっています。様々な取り組みも行っており、災害寄附やガバメントクラウドファンディング、実際に寄附先に足を運んでもらえるような返礼品を集めたものなど、趣向を凝らした寄附があります。
他にも、ふるなび、ふるぽ、ふるさとプラスなど様々な視点や方法でできるようなポータルサイトがあります。
これらの中から好みのポータルサイトを見つけてください。
2.寄附したい自治体を探します
各種ポータルサイトでまちの情報や寄附の使われ方、返礼品の情報など様々な情報があります。
その中から魅力を感じたまちを探して決めてください!迷ったときは少ない金額で返礼品がもらえる自治体もありますので、お試しでまちを決めても問題ありません。
3.申込フォームに記載して申込みをします
各種ポータルサイトで方式としては申込ボタンやカートといったものがありますので、そちらをポチっとクリックすると申込画面に移ります。そこで氏名、住所、寄附金額、使い道など必要な情報を入力して頂き申込を確定させます。それで基本的には完了です。
寄附の情報は控除用書類の発送や返礼品の発送に使いますので、間違いの無い様に入力します。
4.寄附を支払います
支払いはクレジット、郵便振替、銀行振込、コンビニ決済が主な方法となります。クレジット払いであれば、3の申込時に決済できてしまい大変簡単で怖くなってしまいます。
郵便振替を希望すると、ほとんどの自治体が1週間以内に郵便振替払込票(支払い用の用紙)を送付してきます。そちらを郵便局のATMで支払いをします。ATMで!?と思うかもしれませんが、郵便局のATMは無駄に(笑)凄くて、払込票を処理できるようになっています。若干、ATMででてくる表現が分かりづらいですが何とかできます。どうATMが処理してくれるのか一度お試しいただきたいです。あと、ほとんどの自治体で郵便振替は手数料を自治体が負担してくれますのでちょっとお得です。
銀行振込は振込手数料は支払者負担なので、あまりおすすめできません。
コンビニ決済も手数料がかかったりしますので、であれば、郵便振替の方が良いかもしれません。
5.書類をうけとる
寄附が完了すると自治体により、何も連絡がありませんが、寄附が完了しております。早い自治体はすぐに書類がきますが、遅い自治体ですと1ヶ月程度で書類が届きます。
まちによってはまちの紹介資料なども送ってきてくれますので、どう寄附が生かされるかワクワクしてしまいます。
6.返礼品がとどく
これも自治体やものによりタイミングがことなりますが、魚も寄附も鮮度が命!と言う自治体はすぐに返礼品をおくってきてくれます。気持ちとして、自分の税金を移しただけなのですが、お礼をいただけるなんてありがたいことです。
このスピードの違いはやはり次の寄附にも繋がるところがあり、やはり反応がいいまちは次回も寄附して良いかなと思いますよね。
7.控除の処理をする
6で終わってしまっても良いのですが、ふるさと納税のメリットを最大限に生かすためには控除の処理が必要です。方法は2つあり、確定申告で申告する方法とワンストップ特例制度をつかう方法があります。こちらも奥が深い話ですので、別の回でご説明します。
控除の処理まで行って、ふるさと納税一年分の処理が完了となりますのでお忘れなく手続きしてください。
通常のインターネット通販と比べると少し手続きなど必要となりますが、難しい事はありませんので、今年からふるさと納税をはじめてみてはいかがでしょうか。
ふるさと納税先の検索は、「ふるさと北海道」で
ふるさと納税の注意事項
ふるさと納税される方でよくある注意事項をまとめてみました。
1.収入が無い方のふるさと納税
表現が微妙かもしれませんが、主婦の方や学生さんがふるさと納税をしてもただの寄附となってしまいます。また、寄附した人が控除の対象者となりますので、申込する人も要注意です。主婦の方が申込する際は旦那さん名義でふるさと納税してください。
2.クレジット決済
ふるさと納税をクレジット決済で簡単にできてしまうのですが、簡単ゆえに色々と問題があったりします。
家族で同じPCを使っている場合に起きるのですが、ヤフー公金でふるさと納税の支払いをする際に、ヤフーにログインしていると、ヤフー公金の情報がそのまま引き継がれて、あまり確認しないまま決済してしまうと、寄附者と支払いした人が異なり、問題となる場合があります。
また、知らないうちに決済されたとして本人(旦那さん)から「支払った記憶が無い」とカード会社に連絡が行ったりして、大ごととなる場合も有りますので、支払いの際にはご注意ください。
3.ふるさと納税のキャンセル
こちらは「そんなこ人がいるの??」と耳を疑ってしまいますが、返礼品を目的として寄附されている方が多いのです。目的の品物が品切れとなってしまい、自治体から相談されてキャンセルと言う方もいますが(自治体のかたももう少し営業活動して欲しいですがw)一旦注文して、容量が他の町の方が多いとか、目移りしてしまったなどを理由にキャンセルする人もいるようです。
基本的には寄附なので、街角で行われている募金などのときには、募金箱に入れた寄附は間違ったとしてもキャンセルできないのと同じで、できればふるさと納税を決めたからには、その”まち”に期待してキャンセルは避けてもらいたいものです。
他にもいろいろとふるさと納税に関する注意事項などありますので、別の機会にご紹介したいと思います。
北海道のふるさと納税を紹介しておりますので下記もご覧くださいませ。
ふるさと納税はお得なのか?
よく、ふるさと納税は「節税ができます」とか「お得です」みたいなことを書いてあることがありますが、本当にそうなのでしょうか?
1.節税できるのか?
節税という言葉の捕らえ方にもよりますが、一般的に節税とは「税制上のシステムを適切に使って、税金を払い過ぎないようにすること」だと思います。
ふるさと納税はまず、寄附先の自治体に現金またはクレジットで寄附します。その後、確定申告やワンストップ制度などで所得税からの還付や翌年の住民税の減税を受け、2,000円を引いた額が減税されます(限度額内で寄附した場合です。)つまり支払った額は2,000円多く収めている形となりますので、節税という意味では成り立たないと言うことになります。
2.お得なのか?
こちらは端的に言いますと、お得です!
2,000円は多く収めますが、現在のふるさと納税は寄附をすると何かしらの返礼品という地元ならではのお礼をいただけます。その価格は寄附額の30%程度が多いので普通に考えてもお得ですよね。とは言え、ふるさと納税の目的は「地方を応援」なので、その気持ちは忘れないでください!
「節税」「お得」といった言葉が先行して寄附されているひとも多いようで、先日開催したふるさと納税イベントの来場者のなかで寄附した後の手続きを行っていない人もいました。寄附行為なので悪いことではないのですが、「だまされた」など悪い印象をもたれる方もいるかもしれません。
ふるさと納税はたくさんいいところがある、ダイレクトに地方を応援することが出来る制度です。
たくさんの方に利用して頂き、日本の隅々まで活性化されれば良いなぁ…と考えてます
「ふるさと納税のいいところ」は別の記事にて掲載したいと思います。
北海道の厳選ふるさと納税もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください
※内容等に誤りがございましたら、ご指摘ください
ふるさと納税制度を少し詳しく説明
ふるさと納税制度の詳細については、総務省のふるさと納税ポータルなどで詳しく記載されておりますので、気になる部分だけ要点をまとめてご説明いたします。
1.全国の自治体へ寄附できます。
「ふるさと納税」は希望する自治体(都道府県、市区町村)に寄附できます。寄附先を選定する基準は寄附者次第できめれますので、お世話になったまちや生まれ故郷など関係のあるまちや、まちの活動に興味を持ち支援したいという気持ちで知らないまちへの寄附でも問題はありません。あなたの気持ちを直接伝えることができます。
2.ふるさと納税は寄附金控除対象となります
「ふるさと納税」は寄附は、「寄附金控除」の対象となるため、原則として確定申告を行うことで所得税と住民税から控除が受けられます。その際に2,000円だけは自己負担分として控除の対象外となります。ただし、自治体からはお礼の品(まちによって呼び名は違います)がおくられてきますので、2,000円の負担は損にはなりません。
寄附として自治体に収めたものが、住民税等で控除される(正しい表現ではありませんが、もどってくる)。住民税等が寄附先に移ったようなイメージとなるためふるさと納税と呼ばれている由来です。
3.どのくらいふるさと納税ができるのか
「ふるさと納税」には上限があり、それぞれの所得税や住民税の額により対象の金額がきまります。所得税、住民税は1月から12月までの収入等により決定しますので、ギリギリまでふるさと納税したい場合は自分の収入状態などを的確に把握する必要がありますが…計算が難解なので、少し余裕をみて寄附することをおすすめします。
計算方法に関しては、総務省のふるさと納税ポータルページなどで掲載されてますので、参考にしてみてください。
総務省|ふるさと納税ポータルサイト|ふるさと納税のしくみ|税金の控除について
4.どこのまちに寄附したらよいのか
実はよくある質問なのですが、「どこに寄附したらよいですか?」と聞かれることが多いです。現在、全国のほとんど自治体でふるさと納税を受け付けており、何を基準に選んだらよいのか迷っている方が多いようです。
答えは「好きな自治体」となるのですが、ふるさと納税はまちを比較しながら選ぶことが出来る材料もそろっております。それは、「使い道」です。「使途」と呼ばれるばあいもあります。
ふるさと納税は寄附の際に、どの使い方に寄附するか選択できるようになっており、集まったお金をその目的で使うようになっております。子育て、福祉、文化保全、産業振興などまちごとに問題は様々でまちごとに使い道は違います。その目的に対してただ集めるだけではなく、どのようにお金を使ったのか公表しているまちも増えてきております。その情報を元に寄附先を選定するのも「ふるさと納税」の醍醐味かもしれません。
寄附者は「住んでいるまちの税金を寄附先まちに移す」というリスクを負って寄附しており、ある意味で「投資」であると個人的には思っております。上手く生かし、報告すればさらに寄附者が集まり、失敗すれば…そんな想いで寄附先自治体を探してみると良いかと思います。
5.どのようにふるさと納税するのか
これもよくある質問です。インターネット通販になれている人は、検索してインターネットですぐに申し込むというのができてしまいますが、慣れていない人は躊躇している人が多いようです。
困った場合は、寄附してみたい自治体にまず電話をして「ふるさと納税したいんですけど」言ってみてください。すぐに担当者につながり、資料が送付されてきます。あとはその資料に従って手続きするだけです。思ったより簡単に寄附が出来てしまいます。
他にもよく質問がある気になる点を、別の記事でご説明していきます。
↓↓↓ふるさと納税が試したくなりましたら、北海道の厳選した“まち”がございます!↓↓↓
↓↓↓ぜひご覧ください。↓↓↓
ふるさと納税という制度をご存知でしょうか?
名前は聞いたことあると言う方、大変増えております。
各種メディアで取り上げられる機会が増えており、聞いたことがある方が増えてはいますが、では実際どのようなものなのか、改めてご説明いたします。
(個人の主観で書いてますので、不適切な表現などありましたらご指摘ください)
ひとことで言ってしまうと、自治体への寄附で、寄附金控除の対象となる制度です。
ただそれだけであれば、ここまで流行らないのですが、流行っている理由として、寄附し他自治体から「お礼の品」と言
われる寄附先の自治体からもらえる「特産品」がもらえると言うことが大きく影響しています。
メディアも「特産品」をピックアップしている場合が多いので、イメージとして
ふるさと納税 = 特産品がもらえる制度 のように思っている人が多いようです。
あまり制度を知らずに寄附してしまうと、金額に見合わないものが送られてくると言うような話も聞いたことがあります。(中にはクレームの電話と言う話も…)
これも間違えで、商品購入ではなく、寄附のお礼だからものへのクレームはちょっとどうかという感じです。
具体的にふるさと納税のメリットをご説明いたします。
1.寄附先の自治体を選ぶことができます
ふるさと納税の寄附
先は全国1788自治体の中から選んで寄附できます。選ぶ基準はあなた次第です。ふるさと納税だから自分の故郷じゃなくても問題ありません。お世話になったまちや好きなまちなど、希望する全国の自治体へ寄附することができます。
寄附と納税と2つの言葉が出てきてしまっているのですが、そもそも寄附なのにふるさと納税と言っているのかと言いますと、寄附したお金は、確定申告で寄附者に還付・減税されて返ってきます。そのお金を寄附先のまちでは財源として使用するので、税金が寄附先自治体へ移るような感じになるため寄附なのに納税
といっています。
総務省のHPにも記載されておりますが、地方で育った子供は納税する頃になると、都市部で生活をする人がおり、地方は子供のために税金を使い、自分で税金を払う頃には地方にはいないという構図となっています。一言でいってしまうと不公平かなと思ってしまいます。
このような背景を少しでも解消できる「ふるさと納税制度」はすばらしいと思います。
2.寄附の使い道を指定して寄附できます
ふるさと納税をするときに、ほとんどの自治体で、寄附の使い道(使途と呼ぶ自治体もあります)が指定できます。簡単に書いてますが、画期的です!
普通の納税では所得税や住民税と税の種類はありますが、何に使われるか指定はできません。
自治体ごとに違いはありますが、「子供たちのため」「産業のため」「文化遺産保護」など様々です。それに答えるようにまちは「何に使いました」と報告をホームページなどで公表してくれますので、それをみて納得
したりまた寄附したくなったりできます。
最近では「クラウドファンディング(※)」で寄附を集めている自治体もあります。目的が明確で寄附もしやすく大変良い方式だと思います。これからさらに増えていくと思います。
(※通常のクラウドファンディングの場合、目標金額到達で支払いますが、ふるさと納税のクラウドファンディングは目標達成しなくても寄附は渡るという仕組みとなっており、少し通常とは異なります。)
3.お礼の品がもらえます
これが目当てで寄附している方も多いですが、お礼の品がもらえます。何かもらえるとやっぱりうれしいですね。
地方の製品や農産物・工芸品など有名になって購入することができるものが沢山あります。そういったものが流通しており、もらえるのがふるさと納税です。
全国各地の牛肉の食べ比べやおいしい物を発掘したり、ちょっと変化球ですがまちを応援するということができるふるさと納税はすばらしい制度であると思います。
注意する点
いいことばかりお伝えしてますが、メリットを受けるためには「寄附してものをもらって終わり」では無く、ちゃんと手続きが必要になります。
ふるさと納税は寄附金控除の対象となり、寄附金控除を受けるためには確定申告が必要です。
また、ふるさと納税では簡単に控除を受けるための制度として、「ワンストップ特例制度」という制度があり、いづれかの方法で手続きする必要があります。
※控除に関しては次回以降で説明いたします。
なんとなくですが、ふるさと納税を理解して頂けたでしょうか?
「具体的な方法」や「まちの選び方」など疑問は沢山あると思いますので、それらも引き続きご説明いたします。
下記のHPにもふるさと納税の説明などがあります。
ふるさと納税の手順について(インターネット編)
ふるさと納税で寄附をしたことが無い方から良く質問を受けるのですが、どのようにしたら良いかと聞かれます。「簡単ですよ」とか「ネットショッピングと同じです」なんて軽く言っておりますが、よくよく考えるとそうでも無いよなと思いましたの、改めて手続きの手順をまとめてみました。
今回はインターネットを使った方法をご説明します。
1.寄附のできるふるさと納税ポータルサイトを探す
ほとんどの自治体さんはふるさと納税ポータルサイトを使用しておりまして、そちらから申込ができるようになっています。ポータルサイトはGoogleなどで「ふるさと納税」と検索するとすぐにヒットします。代表的なサイトと特徴を少し紹介します。
さとふる
タレントが出演したTVコマーシャルなどで、一気に知名度が上がった感のあるポータルサイトです。知名度があればやはり人も集まってきますので、掲載自治体もどんどん増え、返礼品数も豊富です。ふるさと納税の手続きもわかりやすく説明されていますし、確定申告の書類を作成するツールなども提供しております。面白いのが、「ふるさと納税コンシェルジュ さとみ」です。AIを使っているのでしょうか…色々な質問に候補を上げて答えてくれます。ちょっと難しい質問をしてみましたが、「税理士か税務署にお問い合わせください」…となりました。
楽天ふるさと納税
https://event.rakuten.co.jp/furusato/
言わずと知れた楽天のふるさと納税です。通常のショッピングのデザインとほとんど同じで区別がつかず、間違って買ってしまいそうな感じです。楽天ポイントも使用できるので、ポイントを社会貢献に使えます。掲載自治体数も徐々に増えております。自治体によってはすぐに対応できるような返礼品のみを掲載している自治体もあります。
ふるさとチョイス
ふるさと納税ポータルサイトの元祖の様なサイトです。掲載自治体数も全国ほとんどといっていいほど網羅しており、返礼品数も豊富です。豊富すぎるのが逆にあだとなり選ぶのが大変という状態になっております。一番寄附の要素があり、自治体を探して寄附をするというスタイルになっています。様々な取り組みも行っており、災害寄附やガバメントクラウドファンディング、実際に寄附先に足を運んでもらえるような返礼品を集めたものなど、趣向を凝らした寄附があります。
他にも、ふるなび、ふるぽ、ふるさとプラスなど様々な視点や方法でできるようなポータルサイトがあります。
これらの中から好みのポータルサイトを見つけてください。
2.寄附したい自治体を探します
各種ポータルサイトでまちの情報や寄附の使われ方、返礼品の情報など様々な情報があります。
その中から魅力を感じたまちを探して決めてください!迷ったときは少ない金額で返礼品がもらえる自治体もありますので、お試しでまちを決めても問題ありません。
3.申込フォームに記載して申込みをします
各種ポータルサイトで方式としては申込ボタンやカートといったものがありますので、そちらをポチっとクリックすると申込画面に移ります。そこで氏名、住所、寄附金額、使い道など必要な情報を入力して頂き申込を確定させます。それで基本的には完了です。
寄附の情報は控除用書類の発送や返礼品の発送に使いますので、間違いの無い様に入力します。
4.寄附を支払います
支払いはクレジット、郵便振替、銀行振込、コンビニ決済が主な方法となります。クレジット払いであれば、3の申込時に決済できてしまい大変簡単で怖くなってしまいます。
郵便振替を希望すると、ほとんどの自治体が1週間以内に郵便振替払込票(支払い用の用紙)を送付してきます。そちらを郵便局のATMで支払いをします。ATMで!?と思うかもしれませんが、郵便局のATMは無駄に(笑)凄くて、払込票を処理できるようになっています。若干、ATMででてくる表現が分かりづらいですが何とかできます。どうATMが処理してくれるのか一度お試しいただきたいです。あと、ほとんどの自治体で郵便振替は手数料を自治体が負担してくれますのでちょっとお得です。
銀行振込は振込手数料は支払者負担なので、あまりおすすめできません。
コンビニ決済も手数料がかかったりしますので、であれば、郵便振替の方が良いかもしれません。
5.書類をうけとる
寄附が完了すると自治体により、何も連絡がありませんが、寄附が完了しております。早い自治体はすぐに書類がきますが、遅い自治体ですと1ヶ月程度で書類が届きます。
まちによってはまちの紹介資料なども送ってきてくれますので、どう寄附が生かされるかワクワクしてしまいます。
6.返礼品がとどく
これも自治体やものによりタイミングがことなりますが、魚も寄附も鮮度が命!と言う自治体はすぐに返礼品をおくってきてくれます。気持ちとして、自分の税金を移しただけなのですが、お礼をいただけるなんてありがたいことです。
このスピードの違いはやはり次の寄附にも繋がるところがあり、やはり反応がいいまちは次回も寄附して良いかなと思いますよね。
7.控除の処理をする
6で終わってしまっても良いのですが、ふるさと納税のメリットを最大限に生かすためには控除の処理が必要です。方法は2つあり、確定申告で申告する方法とワンストップ特例制度をつかう方法があります。こちらも奥が深い話ですので、別の回でご説明します。
控除の処理まで行って、ふるさと納税一年分の処理が完了となりますのでお忘れなく手続きしてください。
通常のインターネット通販と比べると少し手続きなど必要となりますが、難しい事はありませんので、今年からふるさと納税をはじめてみてはいかがでしょうか。
ふるさと納税先の検索は、「ふるさと北海道」で
ふるさと納税先の選び方
先日(10月29日)のテレビ番組にて遠別農業高校を中心に遠別町のふるさと納税が紹介されていました。大変良い活動であり、こういった使い方であれば寄附しても良いと思えてしまいます。
当初ふるさと納税は返礼品が目立ち、返礼品目当ての寄附という人が多かったと思いますが、最近は使途に賛同した寄附が増えてきている印象を受けます。その理由は色々とありますが、良い傾向であるので、ぜひ、広まって欲しいと思います。
今回は個人的な主観が大きいですが、「こんな使い方をしてくれるなら、寄附したい!」という自治体を紹介したいと思います。
1.遠別町(えんべつちょう)
どこの町かわかりますでしょうか?北海道の上のほうです(詳しくはGoogleさんに聞いてみてください。)池上彰さんの番組にも取り上げられましたが、直面している問題として、農業高校の廃校という問題に対して寄附を募っておりました。
廃校になる高校や学校と言うのはたぶん沢山あるのではと思っておりますが、遠別町ではただでさえ少ない人口で、高校が無くなることは、まちに若者が居なくなることにつながり、更に活気が無くなってしまう。その問題解決の為にふるさと納税を活用してました。
学生を増やすことは簡単なことでは無いと思いますが、ふるさと納税を利用した施策の結果、入学者が増えると言うことに繋がっております。また、農業高校なので、実習で作成した商品がふるさと納税でもらえ、それが人気になるという…良い循環が生まれていて、今後も良い流れが続くと思います。
2.高知県越知町(おちちょう)
北海道から遠く離れた高知県のお話ですが、ガバメントクラウドファンディングで寄附を募り地域おこし協力隊の起業支援を行った事例です。起業した内容は「ゲストハウスを作る」というものでしたが、その地域おこし協力隊の人が真剣に取り組み、古民家を自ら改築し、オープンにこぎつけたと言うものです。
ここで使われた制度として、ガバメントクラウドファンディングというもので、今、流行っているクラウドファンディング(「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法)のふるさと納税版で通常のふるさと納税の使途をもっと具体的に提示して、寄附を募る方法です。
クラウドファンディング終了後もHPなどで、頻繁に状況報告をしてくれているので、継続的に支援したいと言う気持ちになります。
このようなまちは沢山ありますので、今後も機会をみてご紹介していきたいと思っております。
ふるさと納税の寄附先の選び方として、ぜひ、寄附先自治体の活動に着目して欲しいです。自分の税金を上手く使ってくれる自治体を選べる時代となってきており、住んでいる自治体も税金が出て行かないよう何かしらの手を打ってくるのかなぁなどと考えてます。そのときに正しく選択ができる状態になるために、今は勉強のタイミングかも知れません。
ぜひ、ふるさと納税先の良いまちを探してみてください。
北海道ふるさと納税を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。